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ぺ一ジの運動部設置校数というところを見ていただくと、日高郡については、学校数が29校、先程言いましたように50名いかの学校が11校あります。その中でバレーボール部が24校設置されています。それから軟式野球が27校設置されています。ということは、過疎の学校では女子のバレーボール部と男子の軟式野球部しかないという実態があるわけです。
続きまして、昨日、全国の運動部に対する報告状況の資料を配布していただきましたけれども、和歌山県の最近5ヵ年の運動部の入部状況を検討して見たいと思います。平成8年度では中学校で約75%が全体です。高等学校では約40%、この傾向は、70%前後から40%前後ということになるわけです。
調査の結果、高等学校の生徒の部活動が40%の加入率ですけれども、できれば部活動をしたいという者も入れますと70%になります。
これは、中学校の運動部の加入率とほぼ同じ率になっています。
いろいろな意識調査の結果、やはり、燃え尽き症候群がかなりいるように思われます。また、学校5日制の中で運動部活動の練習はほとんど毎日実施され休日が少ない状況にもあり高等学校入学時で生活にゆとりがなくなるなど考える生徒も増加している。

 

? 和歌山県中学校総合体育大会について

和歌山県中学校総合体育大会は、昭和39年度に紀北・紀南両地区で開催して以来、和歌山市を中心にする年と、和歌山市以外で実施する年と、開催地を交互に変えて実施してまいりました。
時代の流れとともに学校における運動部活動の諸問題が次のようにでて来ました。
課題としまして、生徒数の減少による諸問題、運動部設置数の減少、指導者の高齢化と減少、県中体連の分担金の値上げによる問題点といったところでしょう。また、一部地方の学校による生徒派遣旅費の負担増や専門部の衰退という問題が起こって来まして、持ち回り方式で開催という声が事務局の方で上がってきました。
それで従来の方式を変えるにあたって、期待される生徒の問題点を考えたわけですけれども、成果としては、各地方スポーツの普及と振興、生徒派遣旅費の均等化、競技役員や指導者の育成、地方中体連の組織強化と活性化、問題点としまして、開催地の施設・設備の不備開催地の宿泊施設の不足、競技役員の育成と派遣旅費、ブロック開催種目の調整等考えられました。
そこで(4)のように各地方に開催種目が可能かどうかの予備調査を行いました。◎は会場・専門部とも開催可能で、○は会場のみ可能、●は会場・専門部とも不可能でというように回答が出ました。その中で、各地方にお願いすべく、持ち回り方式の基本方針を作成しました。
一.持ち回り開催地は県中体連に加盟する8地方の中体連を4ブロックに編成、隣接する地方中体連を確定して4ブロックということで構成しました。
二.開催地ブロック中体連は、県中体連・地方教育事務所・市町村教育委員会と協議のうえブロック内の市町村開催競技種目の会場を決定する。
三.大会を円滑に実施するため開催地ブロック中体連は、大会実行委員会を組織する。尚実行委員会はブロック内の地方中体連に設置することを原則とする。
四. 大会実施運営については、別に定める和歌山県中学校総合体育大会開催基準要項による。
五. 大会運営に当たっては、競技役員・補助員等を含め開催地ブロック内で組織し運営することを原則とする。
六. 大会の経費は県・市・町・村からの補助金および県中体連負担金、その他雑収人等によるものとする。
付記として
陸上競技・水泳・駅伝・体操競技については、当分の間固定して実施する。これは、施設の関係です。
開催基本方針については、平成8年度から平成11年度の4年間を移行期間とし、問題

 

 

 

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